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LaTeX と Typst のプロジェクトの作成、コンパイル、共同作業のための実用的なガイド。
参考文献と引用
個人の BibTeX ライブラリを整え、そこから引用し、引用内容を検証します。
このガイドの対象
個人ライブラリを作る
BibTeX の文献を個人ライブラリに整理し、複数のプロジェクトで利用できます。
手順
- ライブラリ内に .bib ファイルとフォルダーを作るか、BibTeX・RIS・EndNote XML・Zotero RDF ファイルを取り込みます。ほかの形式は BibTeX に変換され、ファイルを選んで取り込むと、そのファイルに既にある文献(DOI が同じ、またはタイトル・年・筆頭著者が同じ)はスキップされ、キーが重なる別の文献には接尾辞が付きます。
- ファイルは、内容を一覧する「エントリー」表示と、BibTeX を直接編集する「生データ」表示を切り替えられます。
- オンライン検索を使うと、DOI やタイトルで Crossref を検索し、選択中のファイルへ直接レコードを追加できます。
- 不要になったエントリーは「エントリー」表示から削除でき、ファイルはすぐに書き換えられます。
- Zotero の接続は設定 → 外部接続(/user/settings?tab=storage)で行います。個人・グループライブラリやコレクションから文献を保存・引用できます。切断してもコピー済みの文献は残ります。
Zotero を接続する
Zotero を接続すると、JointTex から Zotero ライブラリを検索して文献をコピーできます。JointTex は Zotero を読み取るだけで、Zotero ライブラリを変更することはありません。 この機能には JointTex Education、Plus、Pro のいずれかが必要です。
手順
- zotero.org の Settings → Security → Create new private key(zotero.org/settings/keys/new)で API キーを作成します。ライブラリの読み取りを許可し、使いたいグループがあればそのグループの読み取りも許可します。
- JointTex で設定 → 外部接続を開き、Zotero カードの「Zotero API キー」にキーを貼り付けて「接続」を選びます。JointTex はキーから Zotero アカウントを特定し、Zotero の名前で接続済みと表示します。
- 以後、引用ブラウザーと文献ライブラリから、個人ライブラリ、グループライブラリとそのコレクションを検索できます。
- 同じカードの「接続を解除」でキーを削除できます。コピー済みの文献はライブラリとプロジェクトに残ります。
執筆しながら引用する
プロジェクトや個人ライブラリ、オンラインで文献を探し、参考文献に追加して本文に引用できます。
手順
- .tex ファイルにカーソルを置いて引用ブラウザーを開くと、プロジェクトの参考文献を検索できます。
- 同じ検索は参考文献ライブラリも対象にし、教育プラン、Plus、Pro では他プロジェクトの .bib ファイルも対象にします。
- どのプロジェクトにもないレコードはオンライン検索で探します。プレビューには挿入される内容がそのまま表示されます。
- 挿入すると選んだ参考文献ファイルにエントリーが追加され引用されます。キーが衝突すると接尾辞が付き、DOI が一致すれば既存のエントリーが再利用されます。
- Space で複数のエントリーを選択し、Enter でまとめて挿入します。ソースフィルターを使うと、「このプロジェクト」「マイライブラリ」「過去のプロジェクト」のいずれかだけを表示できます。
.tex ファイルで CtrlAltC を押すと引用ブラウザーが開きます。
参考文献を整えておく
キー、書式、エントリーのコピーは、それを引用しているファイルを 1 つずつ編集しなくても変更できます。
手順
- 引用ブラウザーでエントリーを選択し、「引用キーの名前を変更」でキーを変更します。プロジェクト内でそのエントリーを引用している箇所もすべて一緒に更新されます。
- 引用ブラウザーでエントリーを選択して「ライブラリに保存」を選ぶと、ライブラリの .bib ファイルのいずれかにコピーされます。
- .bib ファイルでは、ツールバーの「整形」で BibTeX が一貫した形に書き直されます。先に「引用キーで並べ替え」や「等号を揃える」にチェックを入れると、それも合わせて行われます。
- オンライン検索の結果にある「BibTeX をコピー」は、何も挿入せずにエントリーをクリップボードへコピーします。
引用内容を検証する
引用した文献の書誌情報を Crossref や arXiv と照合し、確認が必要な違いを見つけます。
手順
- 「プロジェクトチェック」を開いて「参考文献」タブを選び、「参考文献を検証」を押します。送信されるのはタイトル・著者・識別子のみで、本文やパス、メモは送信されません。
- 結果をグループで確認します。メタデータ一致、メタデータの差異、識別子の衝突、確実な一致なしの 4 つです。
- 差異がある場合は候補と更新するフィールドを選び、修正をプレビューしてから確定します。確定後もエディターで元に戻せます。
- 検証の上限は 500 件または 2 MB です。結果が見つからないことは、その文献が捏造である証拠にはなりません。
CtrlAltR で「プロジェクトチェック」の「参考文献」タブが開きます。
