ヘルプセンター
LaTeX と Typst のプロジェクトの作成、コンパイル、共同作業のための実用的なガイド。
エディターを使う
ファイルを開き、ペインを分割し、プロジェクト全体を検索し、すべてのコマンドにアクセスします。
ファイルを開いて整理する
エクスプローラーにはプロジェクトのファイルツリーがあり、クイックオープンならツリーをたどらずにパスへ直接移動できます。
手順
- クイックオープンを開き、パスの一部を入力します。あいまい一致なので「intro」で sections/introduction.tex が見つかります。
- エクスプローラー上部の新しいファイル・新しいフォルダー・アップロードを使うか、デスクトップからツリーへ直接ドロップします。
- ファイルをフォルダーにドラッグすると移動します。コンテキストメニューには開く・パスをコピー・名前を変更・ダウンロード・削除もあります。
- ファイルをクリックすると開きます。キーボードフォーカスはエクスプローラーに残るので、Mac では Enter、Windows では F2 で名前を変更できます。矢印キーで選択を移動し、Delete で削除します。
- 画像、PDF、図(.drawio)、ノートブック(.ipynb)、Office 文書はテキストエディターではなくプレビューペインで開きます。
- クイックオープンで > を入力するとコマンドを実行でき、: と数字を入力すると開いているファイルのその行へ移動します。
CtrlP でクイックオープンを開きます。CtrlShiftE でファイルツリーにフォーカスを移し、もう一度押すか Esc でエディターに戻ります。
ファイルを移動・コピー・リンクする
エクスプローラーでは複数のファイルをまとめて扱え、ソースに書かれたパスもファイルの場所に合わせて保たれます。
手順
- Shift を押しながら矢印キーで複数の項目を選択し、通常のキーか、コンテキストメニューの「切り取り」「コピー」「貼り付け」で切り取り・コピー・貼り付けを行います。
- コンテキストメニューの「ZIP でダウンロード」はフォルダーまたは選択範囲全体をダウンロードし、「フォルダーをアップロード…」はフォルダーを中身ごと取り込みます。
- ファイルを移動または名前変更すると、古いパスを指したままの参照がいくつあるかを通知が知らせます。「プレビュー」で書き換えを 1 件ずつ確認するか、「更新」ですべて適用します。
- エクスプローラーからファイルを本文にドラッグし、Shift を押しながらドロップすると、その位置にファイルのパスが挿入されます。
ワークスペースをペインに分割する
どのタブも独立したペインへ移せるので、ソース・別のファイル・PDF を同時に表示できます。
手順
- タブを右クリックするかコマンドパレットから、エディターを左右上下に分割します。
- タブを別のペインにドラッグすると移動し、ペインの端にドロップすると新しい分割になります。
- 重要なタブはメニューからピン留めできます。ピン留めしたタブは上段に分けて表示され、ショートカットや一括終了では閉じません。
- フォーカス中のペインを拡大すれば、他を閉じずに一つのファイルに集中できます。
- 他を閉じる・右側を閉じる・すべて閉じるも同じタブメニューにあります。
CtrlShiftW でアクティブなタブを閉じます。CtrlW はブラウザーが予約しているため、インストール版アプリでのみ動作します。F6 と ShiftF6 で、サイドバー、エディターの各ペイン、下部パネル、AI パネルの間でフォーカスを移動します。CtrlPgDn と CtrlPgUp でタブを切り替え、Shift を加えるとアクティブなタブを移動します。Windows や Linux のブラウザーではこれらのキーをブラウザーが使うため、切り替えには CtrlF6 と CtrlShiftF6 を、移動にはコマンドパレットを使ってください。Mac では ⌘⌥→ と ⌘⌥← でもタブを切り替えられます。Ctrl1 から Ctrl9 で、その位置にあるタブに切り替えます。ペインの大きさを変えるには、Tab でペイン間の仕切りにフォーカスを移し、矢印キーを押します。
プロジェクト全体を検索・置換する
検索ビューは開いているファイルだけでなく、プロジェクト内のすべてのテキストファイルを走査します。
手順
- アクティビティバーまたはショートカットから検索を開き、検索語を入力します。
- 「大文字小文字を区別」や「正規表現を使用」を切り替え、詳細行で *.tex や opencode/** のような対象・除外パターンを指定します。
- 置換を表示すると一致箇所をその場で書き換えられます。結果が不完全な間はすべて置換が無効なので、まず条件を絞ってください。
- 生成物やバイナリ(.pdf、.svg、.aux、.ipynb、ロックファイル)は、対象パターンで明示しない限りスキップされます。
CtrlShiftF で検索ビュー、CtrlF は編集中のファイル内だけを検索します。
コマンドを実行してエディターを調整する
コマンドパレットには、プロジェクトの操作とコードエディター自体のコマンドが並びます。
手順
- パレットを開いて入力するだけです。コンパイル、PDF へのジャンプ、引用の挿入、設定、ペイン分割、整形コマンドがすべて含まれます。
- ソースを広く使いたいときはサイドバーや下部パネルを切り替えます。
- 折り返し、ミニマップ、スペルチェックはパレットから切り替えられ、設定は記憶されます。
- コンパイルやルート文書などのプロジェクト設定も、パレットから開けます。
- 「執筆フォーカスを切り替え」を実行すると、サイドバー、下部パネル、AI パネルが隠れ、書いている間は「フォーカスモード」と「タイプライタースクロール」がオンになります。Esc で終了します。
- どちらかの効果を常に使うには、プロジェクト設定の「エディター」で、書いている段落以外を薄く表示する「フォーカスモード」か、現在の行を中央に保つ「タイプライタースクロール」をオンにします。
CtrlShiftP または F1 でパレットを開きます。CtrlShiftB でサイドバー、Ctrl` で下部パネル、CtrlAltB で AI パネル、AltZ で折り返し、CtrlAltZ で執筆フォーカスを切り替えます。
Vim のキー操作で編集する
エディターは、標準のキー操作の代わりに Vim のモードとコマンドを使うこともできます。
手順
- プロジェクト設定の「エディター」にある「キー操作」で Vim を選ぶか、コマンドパレットから「Vim キー操作を切り替え」を実行します。選択はアカウントに保存され、サインインしたどの端末にも引き継がれます。
- ステータスバーにはモードと入力途中のキーが表示され、: と / の入力欄もそこに開きます。
- 保存は常に自動で行われ、書き込むファイルはありません。そのため :w はコンパイル、:q はタブを閉じる、:wq と :x はコンパイルしてから閉じる動作になります。
- u と Ctrl-R が元に戻す・やり直すのは自分の編集だけで、共同編集者の編集には触れません。
- Windows と Linux では、Ctrl+S、Ctrl+P、Ctrl+J はどのモードでも通常どおりの動作のままです。挿入モード以外では、Vim が使うそのほかの Control キー(Ctrl+F、Ctrl+B、Ctrl+D、Ctrl+U など)は Vim の操作になります。Mac ではアプリのショートカットが Cmd を使うため、何も変わりません。
:w でコンパイル、:q でタブを閉じる、:wq または :x でコンパイルしてから閉じる、:e で「ファイルへ移動」を開く、:sp と :vs でエディターを分割、gt / gT と :bn / :bp でタブを切り替え、Ctrl-W に続けて w・l・j で次のペインへ、Ctrl-W に続けて h・k で前のペインへ移動します。
